ビタミンAの副作用と効果・効能
ビタミンAの副作用と効果・効能
ビタミンAの副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆ビタミンAとは
ビタミンA (別名 レチノール) は脂溶性ビタミンで、
主に動物性食品に含まれております。
体内ではレチノール・レチナール・レチノイン酸といった
3種の活性型で作用しています。
また、ビタミンAは脂溶性ビタミンである為、過剰摂取にも注意が必要です。
食品中には、ビタミンA以外に、
体内でビタミンAに変換されるプロビタミンA (ビタミンAの前駆体)があります。
プロビタミンAは主に植物性食品に含まれ、
赤や黄色の色素であるカロテノイドの一種です。
ちなみに、約600種類のカロテノイドが発見されていますが、
その中でプロビタミンAは約50種類程度です。
◆ビタミンAの副作用
吐き気や頭痛、皮がむける、肝臓肥大などです。
食事からの摂取では過剰摂取は心配ないが、
サプリメントを利用している場合でも、製品の推奨料の数十倍以上を
長期間にわたって摂取しない限り心配はありません。
なお、カロテンの場合は過剰に摂取しても、
体内で必要量のみビタミンAに変換するため副作用の心配はありません。
◆ビタミンAの効果・効能
ビタミンAの効果・効能はトリ目を防いだり、目の障害の治療を助ける。
また、細胞の成長を助けたり、成長ホルモンを作るときでも必要になります。
その他、粘膜を強くしたり肌の潤いを保つ効果・効能もあります。
免疫力も向上させるので、様々な病気にかかにくくなります。
◆ビタミンAが不足すると
ビタミンAが不足するとトリ目になったり、
目が乾燥しやすくなりドライアイの原因になる。
細胞や体の成長が遅れたり、
成長障害、胎児の奇形などを引き起こす恐れがあります 。
また、乾燥肌や免疫力の低下にもつながります。
ちなみに発展途上国では、
ビタミンA不足のために毎年50万人以上が失明しているといわれています。
◆ビタミンAを多く含む食品
肝油、レバー、人参、カボチャ、さつまいも、卵黄、乳製品などです。