脂溶性ビタミンの過剰摂取と副作用

脂溶性ビタミン 過剰摂取の副作用

脂溶性ビタミン 過剰摂取の副作用

脂溶性ビタミン 過剰摂取の副作用

脂溶性>ビタミン過剰摂取には副作用はあるのでしょうか?

 

 

脂溶性ビタミンは水溶性ビタミンと違い、
過剰摂取しても排出されず、脂肪組織や肝臓等に貯蔵されます。

 

 

そのため、過剰摂取すると体内に過剰に蓄積し、
脂溶性ビタミンの副作用を起こしやすくなります。

 

 

ビタミンEは細かく分けると8種類あり、
ほとんどは水溶性ビタミンと同じように余計な分は排出されます。

 

 

ビタミンEの中でも最も活性の高いD-α-トコフェロールは
タンパク質と結合して体内に貯留されんますが、
厚生労働省の報告によっても過剰摂取による弊害は認められていません。

 

 

ビタミンDはカルシウムの吸収を高める作用があるため、
長期にわたってビタミンDを過剰摂取すると
高カルシウム血症を起こす可能性があります。

 

 

ただし、ビタミンDが不足すると筋力の低下が起こるため、
アスリートやトレーニングをする人たちは不足しないように
ビタミンDをサプリメントで補う必要があります。

 

 

また、家の中に引きこもりがちな人は
日光の照射によってつくられるビタミンDが不足しがちのため、
ビタミンDのサプリメンでの摂取が勧められます。

 

 

ビタミンAのフィンランドで行われた研究によれば、喫煙者に限り、
βカロテン(ビタミンAの前駆体)を過剰摂取することで
ガンでの死亡率が高まったという結果がでています。

 

 

ただし、この研究の調査期間は、5〜8年という長期のため一般的なものとはいえません。

 

 

そのうえ、βカロテンは本来、抗酸化物質として働きますが、
そのときは、ビタミンCやビタミンEが一緒に働きます。

 

 

喫煙者は体内のビタミンCが少ないため、
βカロテン自体が弱い活性酸素になってしまうのです。

 

 

逆に、ビタミンCを摂取していれば、βカロテンの害はなかったのかもしれません。

 

 

なお、厚生労働省の報告では、ビタミンAを適切に摂取する場合は安全性の確認されています。

 

 

また、一時的な過剰摂取では副作用の心配はありませんが、
長期的な過剰摂取では副作用の可能性があるとされています。

 

 

◆脂溶性ビタミンの過剰摂取による副作用のまとめ

脂溶性ビタミンは体に吸収されやすく、は尿などから排出されないため、
過剰に摂取した場合は肝臓や体内の脂肪組織などに貯蔵されます。

 

その結果、過剰摂取による副作用が出やすいのです。

 

・ビタミンA

頭痛、顔面紅潮、皮膚の乾燥、筋肉痛、食欲不振、関節痛、
皮膚色素沈着、脳圧亢進、急性中毒、胎児奇形、仮性脳腫瘍、吐き気、嘔吐など。

 

・ビタミンD

食欲不振、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみ、腹痛、筋緊張低下、
脱水症、下痢、便秘、多尿、腎石灰化、腎不全、尿路結石、高血圧症、不眠など。

 

・ビタミンE

皮膚のかゆみ、ほてり、むくみ、胃の不快感、頭痛、疲労感、筋力低下など。

 

・ビタミンK

新生児溶血性貧血、過ビリルビン血症、大人の溶血性貧血、血液凝固能の亢進など。