ビタミンDの副作用と効果・効能

ビタミンDの副作用と効果・効能

ビタミンDの副作用と効果・効能

ビタミンDの副作用と効果・効能

ビタミンD副作用効果効能をみてみましょう。

 

 

◆ビタミンDとは

ビタミンDは脂溶性のビタミンで、
食事からの摂取のほか、紫外線の照射によっても作られます。

 

ビタミンDは、ビタミンD2 (エルゴカルシフェロール) と
D3 (コレカルシフェロール) の2種類の総称です。

 

ビタミンD2は植物に存在するエルゴステロールから生成され、
ビタミンD3は動物に存在する7-デヒドロコレステロール (7-DHC) から生成されます 。

 

ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、
それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。

 

 

◆ビタミンDの副作用

ビタミンDは過剰摂取すると、
高カルシウム血症を引き起こす可能性があります。

 

高カルシウム血症になると、血管の内壁や
心臓、肺、胃、腎臓などに、カルシウムが沈着しやすくなります。

 

特に、問題になるのが、腎臓にカルシウムが大量に沈着した場合で、
尿毒症をおこして、体調悪化し、重篤なケースでは、命に関わります。

 

さらに、尿毒症以外にも、便秘、下痢、食欲不振、嘔吐などの症状もあります。

 

 

◆ビタミンDの効果・効能

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進します。

 

その他、大腸ガンの予防や
筋力強化、脂肪燃焼の促進の効果・効能があります。

 

また、血液中のビタミンDの濃度が高いと、筋力も向上します。

 

さらに、筋肉中にはビタミンDのレゼプター(受容体)があり、
このレセプターにビタミンDが結合することにより、筋肉中のたんぱく質合成を促進されます。

 

つまり、ビタミンDは、筋力と筋肉量の向上にも効果・効能があります。

 

 

◆ビタミンDが不足すると

ビタミンDが欠乏すると、
乳幼児や小児では「くる病」が、成人では骨軟化症、
骨密度が低下してしまう骨粗しょう症になります。

 

くる病または骨軟化症は、足が変に曲がって成長したり
身長が伸びにくくなったり、頭蓋骨が軟くなったり
筋力低下・痙攣・関節肥大などの症状が現れます。

 

そしてビタミンDの不足は、うつ病、自己免疫疾患、
高血圧や脳卒中、大腸がん、糖尿病、尋常性乾癬などの原因にもなります。

 

また、筋力の低下を招いたりもします。

 

 

◆ビタミンDを多く含む食品

ビタミンDは、アン肝、レバー、卵、牛乳、きのこ類などに多く含まれています。