水溶性ビタミンとは
水溶性ビタミンとは
水溶性ビタミンとは、水に溶けこみやすいビタミンで、
ビタミンB群(ビタミンB1,B2,B6,B12等)やビタミンCのことです。
ナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸もビタミンB群の一つで水溶性です。
水溶性ビタミンの主な働きは、
ビタミンB郡は炭水化物、タンパク質、脂質の栄養素の代謝、
ビタミンCはや鉄の吸収や抗酸化作用等です。
水溶性ビタミンは、腸で吸収されて、
余分な量は体内には貯蔵されずに体外へ尿とともに排出されます。
栄養ドリンクやビタミン剤を飲んだあと、尿が黄色くなるのはそのためです。
このように、過剰に摂取した分は排出されるため、
水溶性ビタミンの過剰症の心配はありません。
また、水溶性ビタミンは体に貯め込むことができないため、
毎日摂取しなければ欠乏症の恐れがありますので、毎日摂取する必要があります。
◆水溶性ビタミンの特徴
@水に溶けやすい
水溶性ビタミンは、体内においては、水に溶けた状態で存在してます。
水溶性ビタミンは、水にとけやすい特徴があるので、
長く水につけているとどんどんと溶け出してしまいますので、
野菜などを水で洗う際は手際よく素早く洗うようにしましょう。
もちろん、煮ても水溶性ビタミンがたくさん溶け出してしまいます。
A熱に弱い
水溶性のビタミンは非常に熱に弱い成分なので、加熱料理には工夫が必要です。
熱に弱いビタミンの代表として、とりわけビタミンCが有名ですね。
そのため、火を加えるとかなり、ビタミンが消費してしまいます。
また、水溶性ビタミンの中でも、
比較的、熱に強いビタミンB2も脂溶性ビタミンほど強くありません
B安全性が高い(過剰症の心配は少ない)
水溶性ビタミンは、過剰摂取しても、
余分なビタミンは尿と一緒に排出されるので過剰症の心配はありません。
ただし、必要以上に大量に摂取すると不快な症状が出る可能性があります。
ビタミンB2の場合は知覚障害、ビタミンCの場合は下痢などです。