ビタミンとは
ビタミンとは
ビタミンは、直接体をつくる成分ではありませんが、
人体の生命維持活動に不可欠な成分です。
私たちが生きていくためには、食べ物を消化したり、エネルギー生産したり、
骨や筋肉、内蔵などの細胞をつくったりといった、体内の様々な化学反応が必要です。
この体内で起こる化学反応を「代謝」といいます。
代謝の時に必要になるのが酵素で、
消化酵素や抗酸化酵素、エネルギーを合成する酵素、
DNAを複製する酵素と様々な酵素があります。
この酵素はタンパク質の一種であることから、十分なアミノ酸の摂取も必要になります。
ただし、十分なアミノ酸を摂取して、
酵素だけ体内にあればいいというわけではありません。
この酵素が反応を起こす時に、酵素の働きを助けてくれるものが必要になります。
これが、ビタミンなのです。
ビタミンは、この代謝を効率化させるために働いています。
ビタミン自体のの必要量は多くはないのですが、
体の中で全部を作ることができないため、食品やサプリからの摂取が必要です。
ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、脂に溶ける脂溶性ビタミンがあります。
◆水溶性ビタミン
ビタミンC、ビタミンB1、 ビタミンB2、 ビタミンB6、
ビタミンB12、 葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸があります。
◆脂溶性ビタミン
ビタミンA、 ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがあります。
水溶性ビタミンは尿などから体外へ排泄されやすく、
脂溶性ビタミンは体の中に蓄積されやすい特徴を持っています。
水溶性・脂溶性どちらのビタミンも、
適量を摂取すれば良い効果を得ることができますが
過剰摂取の場合には、副作用のような症状が出る場合があります。
健康食品やサプリメンを利用している方は
摂取量には注意する必要がありますので気をつけてください。